最近すっかりドルオタ・チヌ釣りおじさんなのですが、推しの虹コンの蛭田愛梨ちゃんが舞台に出るというので1年前の自分ならまず絶対あり得ない行動→演劇を観に行くという行動に走る。
ライブやらMVとかtiktokで良い表情や目線の使い方してるからこれは彼女の演劇に行くべきなのでは?俳優蛭田愛梨を見ておくべきなのでは?と。
最近はめっきり発現して無かった無駄な行動力を発揮しチケットを予約。
そういえば昔は思い立ったら色々行動してたきがする。歳とって守りに入ってるからな、最近。攻めていかねば。しかし金は無い😾
Girls Live Action「降臨SOUL」〜風燐火斬〜
劇とかみるの20年ぶりじゃね?
記憶がある中で最後に演劇に行ったのは学生時代の社会科見学?の一環で観たオペラ観劇。こんなのは観た内にカウントするのも憚られる気がする。これが20年前くらい。
工学系の男子高専生の群れにオペラ観劇させるとか馬鹿かと。まったく1ミクロンも興味なかったし、面白くもなかったわ。演劇行くならどっかの博物館とか工場見学させろよと。
高専なんてまっとうな人間の集まりじゃないんだから文明人らしい事させるなと。
博物館や美術館は大好きだけど、演劇?いや興味無いっす、遠慮しまっすシャッス。って感じよ。
生きてる人間にたいした興味が無かったから、演劇とか白けた目で見てしまう学生時代だった(良くない)。ニコ動で「テニミュ」見て馬鹿笑いしてたくらいしか思い出ないし。
人生で選択し得ないことに「舞台鑑賞」は入ってたと思うよ。
そんな舞台演劇とは無縁な生活を送っていたわけだけど、なんでも1回は体験してみなきゃ分からんからな。この歳になって分かって来たわ。行くわ、演劇鑑賞に行くぞ俺!
人間って何歳になっても変われるんだよ。
予習はしっかりしていく
Girls Live Action「降臨SOUL」〜風燐火斬〜とは?
降臨フォンを手に「武将降臨!」と叫ぶと、武将が現れる厨二病全開の設定は松多壱岱を原作として、様々な作品が上演され人気を博してきたシリーズ。
昨年、上演され全14公演が完売となり、大盛況にて幕を閉じたガールズ舞台『降臨SOUL』は、全キャストをオーディションにて決定。
Girls Live Action『降臨SOUL 〜風燐火斬〜 』はその続編!!
『Girls Live Action』を冠にし、最前線のガールズアクション舞台として新シリーズ化!!
続編らしい。もちろん前作は観ていない。もちろん存在すらしらん。
あらすじを見るとたしかに厨二病全開で何を言ってるかわからねぇ。
とりあえず愛梨ちゃん演じる”たけぽよ”が重要な役どころっぽいってのは分かった。
あと、地名をかっちょええ厨二全開の漢字使って変換するの考えてるとき楽しいだろなって。
『風林火山』じゃなくて『風燐火斬』 可憐な乙女たちが斬撃舞台 これ閃いたとき脳汁でそう。
あらすじ
新宿支部の降臨マスター、緒河桃歌、前野マツ、破芝英美は訓練に明け暮れていた。
天帝に反旗を翻した狂都(きょうと)支部アシカガとの『腐厨(ふちゅう)決戦』で、自分たちの実力不足を知ったのである。狂都へと渡った明池蜜子は明智光秀とともに、味方となりそうな支部へと連絡をとっていた。
死国(しこく)の長宗我部元親や、仇州(きゅうしゅう)の島津義弘など。
その1人が死無野(しなの)支部、最強の武将、武田信玄を降臨するたけぽよだった。
ちょうど愛梨ちゃんが脚本・演出を担当するプロデューサーと対談する記事があったので読んでみたら結構面白くて良かった。
→【第七弾】『アイドルとおしごと』 蛭田愛梨(虹コン) × ILCA松多壱岱
んで、原作者兼、舞台プロデューサー兼ディレクターの松多壱岱さんて方を調べたら戦国時代物の舞台を多数作ってて「あぁ、きっと戦国時代好きなんだな、戦国時代が嫌いな男の子いないよな」って、なにか勝手に共感した。
知ってる人は知ってるだろうけど、もちお、甲冑や刀剣。刀装具とか大好きだからね。むろん戦国武将も好き。信長の野望とかずっとやってたし。語る相手も居ないから別に表に出さないけど。
ちなみに小学生のころ武田信玄が一番好きだったわ。そんな武田信玄を降臨させるキャラ”たけぽよ”を演じるのが蛭田さん。これはいいぞ、たぶん。
舞台公開にあたり前作の冒頭30分をYoutubeで公開していたので見てみる。なるへそ、こういう感じなのね。
このへん、しっかり予習はしていく。
こういうのって無知識だと「はぁ・・・・?」ってなるからね。
楽しむ方も楽しむ準備しとかんといかん。基本的に何事にも白けてる人間だって自覚してるからより一層。
観た感想
会場は新馬場の六行会ホール、家から近くて良い。この施設って演劇場だったのか、毎日のように近く通るけど初めて知ったわ。
座席に着くと舞台までめっちゃ近い。そして隣の席がなぜか来なかったからめっちゃ快適。
開幕して、真っ暗な舞台に光が差した瞬間、さっきまで居なかったところに演者さんが居るのビックリしちゃった。え!どうやって??いつのまに!? 自分、観劇素人すぎる。
移動する壁を使った演出とか凄いなって。演者さんを隠して登場させたり、壁に映像を投影したり。
薄い幕に映像を投影しながら後ろで演じてる役者さん、こういった演出を考えるのも凄いなって。
すごいのな、今の舞台って。投射映像とかも効果的に使ってて迫力あったわ。
衣装も凝ってて武田信玄の衣装とかよくできてると思った。白いヤク毛で飾られた有名な赤い兜をフードのふわふわで表現するとか良いアイデアよな。前立ての鬼の要素もあってこの衣装の出来の良さに感心した。でも井伊直正の洋装衣装はなんでなんだろ?井伊直正に南蛮エピソードあったっけ?謎
演者さんたちの演技については、剣劇のチャンバラ音と殺陣の演技がちゃんとリンクしてて凄いなって、感想が素人すぎて草
演者の皆さん歌手だったりアイドル活動が主体なのだろうけど、大根役者みたいな演者さんは誰一人いなかったよ。中二病全開の長いセリフを覚えるのすごい。噛んでる子もいなかったし。
表情や殺陣やらアクションやらしっかりしてて、すごい練習したんだろうなって思った(あまりに素人の感想過ぎてほんと草)
殺陣とかは本職の人と比べたらそりゃスピード感とかは無いのはいたしかたないだろう。
でも失礼になるけど「なにこのお遊戯会()」みたいな気配は一切なかったよ、まじで。
いい舞台を作るんだって真剣さが意思が伝わって来た(気がする。
ストーリーは戦国時代の大名の関係をうまく落とし込んでるなって感心した。あらすじ読んでも何が敵なのか、何と戦ってるのか事前には良く分からなかったけど、見てたらちゃんと分かったわ。
てか開始10分前に読んだパンフレットにある相関図が割と役に立ったな。公式サイトに載せたほうがいいのでは?と思う、さすがに。
そんで、戦国武将の知識が多少あると設定の根源とか理解できるからより一層面白くなるとおもうよ。
演者さんたちは若い女性アイドルだからあまり知らないんでは?とおもうけど、脚本家の人は戦国時代がほんと好きなんだろなぁって設定や衣装から感じたわ。
推しの蛭田さんの演技
これを観に行ったわけでね。
蛭田さんは”たけぽよ”というキャラの人選にすごいマッチしてたと思う。
キャラが先なのか、人選が先なのか分からないけど、わりと天真爛漫な”愛梨ちゃん”その物って感じあったわ。
ネタバレはよろしくないので書けないけど、おちゃらけた明るいキャラ演じるの上手だったし、ずっとおちゃらけてたのに最後の方の「降臨!」って渋く言うセリフのところとか、シリアスになっていく終盤「おおっ!」って迫力を感じて良かった。アイドル”あいりちゃん”ではなく俳優:蛭田愛梨が見れてよかった。今後も頑張ってほしいですな。
そして終演後の挨拶に相方:武田信玄役の雛型さんとワチャワチャしてたの雰囲気良くてよかった。
威厳ある信玄と、軽いキャラのたけぽよ いいコンビだったのでは?
たのしかった
観劇素人でもとても楽しめた舞台だった。このくらいエンタメ性のあるぶっ飛んでる設定の劇だったのがよかったのかもしれんな。戦国時代好きだし。
昭和の戦時中の暗い話に、人生の説教ぶち込んでくるような劇だったら合わなかったかもw
観劇玄人は何公演も、猛者は全公演を見に来るらしい。えぇ…なんぞそれ(畏怖
アドリブシーンがあったらしいので、何回も観に行くとそういった違いも楽しめるみたい、なるへそ。まぁ確かに1回目でストーリーは分かったから、それを前提に2回目を見たらさらに楽しめるとは思う。
行ったのは9公演中の2公演目だったはずなんだが、周りの観客たちの会話を聞いてると初回公演をみた観客が多数いたっぽい。そして夜の部も引き続き見る人もいた。
毎度思うが、ドルオタ(ガチ勢)の気合の入り方が半端ない、この界隈。
まぁ金も尽きたので2回目は行かないが、また次作があるなら、で、蛭田さん出るなら行きたいな、てか行くだろうなって思う面白いものだった。
人生、演劇鑑賞もありやな。
終演後にアクスタにサインもらちった^^
やっぱ新鮮な体験は釣りのブログ書くときと気合いが違うわ。
釣りの記事、書く気すら起きんのいい加減にまずい。とりあえず今度イカ釣り行くわ、イカ。
気が向いたら書く、それなりに釣れるだろうし、最初から書く気で行けばきっと書けるはず。
終わり