こちらの記事を覚えていますでしょうか? そうです、せっかくちょっと良いカメラ持ってるからアイドルカメコに挑戦しよう!っていう2か月半前のブログです。なんでも一回やってみないと分からないしね。
先日、日比谷公園の野外音楽堂で行われた虹のコンキスタドール 真冬の野音2days「真夏の夢は単純じゃない!」にて初のカメコ無事に完遂してきました。初カメコども!
思う事沢山、まじで色々と書きたいことあるんだけど結論から言っちゃいます。
で、どうなったかと言うと、
推しに私の写真を使ってもらえました!!!!
うれしすぎる!!!!もはや言葉にならない。
ちょこちょこと釣具メーカーの宣伝材料に撮った写真を使ってもらう(無償)ことあるけど、この嬉しさは遥かに超えてるわwあれも結構嬉しいけど。
ツイートの本文は
「好きな瞬間」
もうこれは、一瞬を切り取ることに命かけてるカメラ小僧冥利に尽きすぎるお言葉。
カメラ持ってるときは瞬間瞬間の記録を残すことはかなり意識してる。あとで見返してこんな瞬間あったなって思い出せるように。
そして、二度と観れないあの景色をとどめておきたい気持ちで撮ってるので、この言葉は本当にうれしい。
蛭田さんありがとうございます。これからも一生推します。
まぁ俺写真上手いからさ。当然かな(ファサァ~髪をかき分ける)
でもね、違うね。これは上手な写真とかカメラの腕とかそういう事では無い。
使ってもらったのそんな上手い写真じゃないし。
カメコの最終到達点「推しに写真を気に入ってもらう」について考えたこと、そこは最後に書くことにする。
で、何から書こうか、今テンション相当高いから書きたいこと多すぎて迷うけど、まずこれ書くためにカメコやったまである自作の”初カキコども”をどうぞ。
初カメコ…ども…
俺みたいなオッサンでアイドルハマってるオタク野郎、 他に、いますかっていねーか、はは
今日の社内での会話
あの案件どうなった とか 誰それに子供が生まれた とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は日比谷の野音でアイドルを撮って、呟くんすわ
Tiger Fire Cyber Fiber.カメラが大砲?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 虹コン
尊敬する人間 もふくさん(シャッター切断行為はNO)
なんつってる間に午前2時っすよ(笑) あ~あ、写真編集作業の辛いとこね、これ
※珍しくコメント欄を開けてるのでよかったら気に入った画像をコメントしてください。各画像に番号振ってます。
機材とか

機材は
ボディ キャノン EOS R8
レンズ RF100-500 (レンタル)
最低限のハイスペックみたいな、貧乏人が背伸びした機材です。
1日2~3万円とかでヨンニッパとか借りる人の財布どうなってんの?
アイドル界隈の金の飛び方ちょっと凄くて草すら生えない。
基本設定は記録はC-RAWのみで高速連写 R8は秒速6枚連写。
EOS R8での野音撮影の技術的な事は別にブログ記事を書きたいのでここでは省く。
書きました↓

カメラ席 最高の場所が最高の状態で用意されていた驚き
「虹コンの運営、カメラ席発表おせぇよ。レンズどうすんだよ! レンズ借りるのも競争なんだぞ」 という心配ばかりだったけど、結局他の席と一緒の1週間前の発表。
いざ発表されたらなんと、Bゾーンのセンターほぼド真ん中!!!
一番前のAゾーンはファンクラブの熱いファンが占めているけど、その後ろのステージと同じ高さになる場所。最高では?し か も !
座席は1個飛ばしで、荷物は横におけるし、前席とは互い違いになる配置。カメラの射線がちゃんと取れるよう配慮されたカメコ席!贅沢すぎるんですがいいのか?!!!

カメコ席の後ろには公式のプロのカメラが並んでいる。
TV放映もあるしアイドルたちはプロカメラを意識的に見るはずなので、手前のカメコともおのずと視線も合う設計になっている。素晴らしすぎる。これで10000円はちょっと破格すぎた。
「運営さんマジありがとう。」ってさすがに思った。
おそらくこれは「最高の場所から撮った写真は秘蔵してないで、ちゃんとネットにアップしろよ」っていう無言の圧力。虹コンをここまで引っ張ってきた大事な3人の卒業、カメコ共、お前らちゃんと撮れよということでしょう。この席の意味考えたら自己満足で終わらず、ちゃんとアップして皆にお裾分けしようと思いました。
そして、横の人がカメコガチ勢だった。あらゆる現場をカメコで練り歩いてるそうな、アカウントは知らないけど。カメラもすごかったけど靴を厚底靴に履き替えて高さ稼いでた。総重量5kgの機材。完全にレベチ。機材見てるだけで楽しい。

やってみたら、どうだったか
アンコール入れて2時間のライブ 合計1万枚ほど撮った。
枚数の95%は推しの蛭田愛梨さん。
他にはA君に見せたいから大和明桜さんと、中村朱里さんを見せ場で意識的に多めに撮ってた。愛梨ちゃんが死角に入った時に他の子を撮ってみたりしてた。あんまりオートフォーカス追尾を推しから外したくないからね。
とにかく疲れる、特に腕背中がやばい。疲労困憊でライブの後は何もできなかった。
ライブ終わって隣の人との一言目に自然と「カメコ疲れますね」だった。「いいライブでしたね」じゃないの。高いレンズ借りたから街撮りに行こうと思ってたけどそんな体力は残ってなかった。
MCもなく全く曲が止まらないから休む暇とか設定変える暇もない。
一般席のようにアイドルライブを楽しむと言うのはかなり低い。
カメラ席の周りはコール一切ないしそう言う楽しみがない。
かなりカメラとカメラ設定に集中してたから、終演後にセトリ見て「え?その歌やってたっけ?」てなった。ほんとにLuv Unbalanceやってた?全く記憶にない。蛭田さんの見せ場あったはずだから撮ってるはずだけど・・・。この曲は聞きたかった見たかった曲だから残念感ある。ほんとに記憶にない。
そのくらいシャッター切ることに集中してたわけ。
俺の撮影は遊びじゃ無いから。日々、ワンショットちゃんと考えてシャッター切ってるから!
超集中するから寒さ一切忘れる。2025年冬の最強大寒波きてた土曜日だけど寒いと一切感じなかった。
2日目も一般席で参戦したけどさすが夏曲の虹コン、ライブ名の通り冬の野音は寒さを感じない真夏の夜だった。
カメコは戦い
まずカメラとの戦い。漠然と撮ってる訳じゃないからね。
推しだけを撮るつもりでやったから蛭田愛梨さん一人を追い続ける。
AF追尾が効いてるときは良いけど、やっぱりピントが他の人に抜ける事がある。その都度ちゃんとピント合ってるか気にしながら連写し続ける。
曲を聴きながら、ダンスの流れを読んでシャッターチャンスを考えて備えたり、考えることはたくさんあった。
さらにグループ14人いて衣装が似てるから心配通り見失いまくる。ファインダーの画角だと探せないので肉眼で確認して射線合わせ直すとか頻繁。忙しい。
あととにかく機材が重いw
席は最高なんだけど一脚すら禁止だから手持ちでやるしかない。2kgほどだけど1時間過ぎたあたりでキテたわ。これは体力との闘いだった。5kgのバズーカ持ってる人たちまじでどうなってるんだよ。
そして最後に前の席のカメコたちとの闘い。ペンライト振ってる一般客は絵に入ると良い雰囲気になるから歓迎だけど2席斜め前のカメコが邪魔すぎた。縦持ちで肘を張り出すな。フードを被るな。
望遠レンズがちょいちょい射線に入ってくるのはお互いカメコだからしかたないが、無意味にフード被って射線を塞いでくるのはマジで殺意が沸く。お前がいた右側がフードで欠けてる画像ばっかだよ。
サマなりの愛梨ちゃんの見せ場、そいつのフードが射線に入って半分何も撮れなかった。
横にいたガチカメコのバズーカさんは肘が射線モロ被りだったみたいで途中、「前の人の肘が邪魔ですよね」って私に愚痴をこぼしてた。自分も縦持ち時には肘出さない持ち方をしてたつもりだが、無意識に肘出しスタイルになって後ろに迷惑になってたかもしれんが、奴はずっーーーーーと縦持ち肘出しだった。
平和な時間を求めるアイドルライブには正直この感情はよろしくないし、求めてない。
音楽も次のシャッターチャンスを考える材料くらいにしか楽しめてなかったかな。
さすがにあんまりだから、ファインダー覗きながら一人で小声でぶつぶつコールしてた。
撮った写真を見て!のコーナー
ただただワイの釣果自慢するコーナー 良い点とか反省点とかも書く
編集パソコンがゴミすぎて現像していくのも大変時間がかかって辛い。









現像とアップロード
写真の選び方
もちろん皆さんアイドルなので当然可愛く綺麗。
どれ選んでもいいんだけど、当方ツマラナイ事はしない主義。
ありきたりではない、なにか物語性があるとか、アイドルらしいとか、面白い写真がよいよな。
選ぶ理由というか、画像にテーマ性がないと編集の方向性とか決まらないしツマラナイし。

あとメインの子が綺麗に写ってるけど、他に映り込んでるメンバーの表情が崩れてる一瞬だったりするとトリミングで削ったり、削れないなら没にするとかで選んでいく。
頭の先や、指先が切れてるとかもなるべく選びたくない。
魚の写真撮るとき、尻尾の先端まで写ってないと「あーーーーぁ 惜しい!」ってなるやつと一緒。
脚の方は画から切るのは問題ないけど、頭、髪型は全部入れたい。

現像とアップ
Lightroomってのを試した。7日間無料だし。
基本的にどんな画像もほんとは1ミリもいじりたく無いアナログ人間。
撮りっぱなしどーん!が好き。カメラ以外何にも介入させずそこで勝負みたいな原理主義者。
まぁiPhoneの写真機能で多少見栄え良くなるよう露出あげるとかくらいで、あと釣り写真において場所バレする地形は見えないよう消したり実はしてる。
現実で観た色と全然違うじゃん!ってなる加工強い写真、そういうのは嫌いだったりする。でもそういう写真ってやっぱり結構綺麗で惹かれるのは確か。
まぁシャッター押した瞬間にキャノンの画像エンジンによって適切に“修正”されたデジタルなんだけどさ。
でもカメコは撮影したアイドル達をネットにアップするマナーとして、アイドル達の肌を整えてあげる作業が必須だということで、郷に入っては郷に従え。編集ソフト「Lightroom」を入れた訳。
年頃の子達だからお化粧で消せないニキビとかどうしてもあるし、そういうのを目立たなくしたり消していく作業。tiktokの画像加工とかのような、AI修正で骨格から別人レベルにするわけではない。
ホクロはどこまで消すんだろうか、良くわからないから本人がアップしてる自撮りなど参考にしてみた。
編集では印象をガラッと変えることも可能なレベルで色々出来る。カメコの写真好みが反映されると思う。明瞭度でホワッとした質感仕上げにとか、ビシッとした仕上げにするかとか、色温度も人間ぽい肌の赤さにするか、青色つよめで透き通るような肌色にするかとか、ほんと好み。
まぁ写真好きとして一度やりたかったからな、カメコ。現像編集も経験できて良かったわ。
これもまた経験値になった。
ほんといい席だったし運営さんありがとう。なかなか楽しかった。やっぱりカメラは楽しいんだわ。
それと家で1万枚ほどある愛梨ちゃんの写真を1枚1枚確認してて「やっぱ、この子、毎秒隙なく美人だわ」っていう満足度はある。
カメコは卒業 アイドルライブに行く理由
初めてのカメコだったけど、これにてカメコは卒業。
もうライブを撮ることは無いかな。カメコは最初で最後。
とりあえず1回やってみようとやったけど、1日目が終わった時そう決めた。
推しに写真を使ってもらえて、もちおは心置きなくカメコを卒業できました。
まず肉体的に疲れる。ほんとクタクタになった。
カメコは、カメラ遊びとしては楽しいと思う。いろいろと頭フル回転してるから楽しい。
でも、こんな連写してたらシャッター寿命すぐきちゃうし、低スペックPCで撮った画像1万枚を確認していくのも重労働ストレスすぎる。あとカメコ席はほとんどコールないからやっぱり寂しいよね。
そして正直「何も考えずファンとアイドルの愛で溢れてるライブを楽しめた」とは到底思えない。
アイドルに割とハマってるのは昨今のイカレ始めてる世情に疲れ切ってるからだと思う。
この地球環境が危機的なご時世にロシアは侵略っすか!? え、トランプ再選!?
SNSでは日々炎上に、さらに陰謀論を現実に持ち出してくるバカが多いしどうなってるだよっていう。
そんな時に、アイドルさんたちの活動見てる間は平和で良いわ。
虹コン、変なエロ売りみたいなこともしないし、売りの夏の水着もあきらかに健康的でそういうのでいいんだよ。綺麗な蛭田愛梨さん見てるだけでええわ。あいりちゃんハッピー人間な平和で無害そのものだし。
おじさんはね、疲れちゃってるの。ライブでわざわざ頭使ってもろもろと闘いたくないのよ。
撮りながら「苦行かこれは」と思ってたもん。前の肘出しカメコはイラつかせるし。
ほげーって綺麗なもん観てたいの。美術館とかそういうのと一緒。
二日目の卒業ライブは一般席で見たけど、あれはさすがにちょっと泣いた。周りも皆泣いてた。
アイドルで泣く人生だと1ミリも思ってなかったわ。歳のせいだな。
でも、カメラ持ってたら泣いたか分からないなと思った。泣き顔とろうと必死かもしれない。
まぁそのくらいカメラ持ってるときは情緒入り込む余地ないくらい真剣だから。

推しに写真を使ってもらえた話 ヲタク長文

蛭田愛梨さんに使ってもらえたこちら写真、別に上手に撮れたわけではないと思う。センターズレてるし、誰もが目を引く見栄えがあるような上手な写真ではない。このシーンは流れで20枚くらいあるけど、朱里ちゃんを見る愛梨ちゃんの目がまっすぐ儚げに映ってるやつを選んでtwtterにあげた。
トリミングとかせずのほぼそのまま、露出だけは弄ったと思う。
左の中村朱里さんはこの2日間のライブで卒業、もう一緒のステージには立てない関係になってしまう。8年以上一緒にステージに立ってきた、たぶん一番仲の良い仲間/友達との最後のライブ。
愛梨ちゃんと朱里ちゃんとの仲良し具合は良く知ってるから、ツーショットはきっと喜んでもらえるだろうし、この写真は本人たちに見てもらいたいな、と思ったのでアップしてみた。
もし使ってもらえるならソロの強い写真よりは仲間とのいい感じの写真だろうな、それも今回なら朱里ちゃんとのが一番だろなってのは思ってた。
蛭田さんはライブ中の面白い表情とか、誰かと二人で面白い事してる写真を公開すること多いし、また自分からのSNSアピール強い子ではないので「どや!」ってのよりはきっとね。
アイドルが輝く上手で強いドヤ写真はいい機材使って、上手い写真を撮るカメコいっぱいるから競争率たかいし、なんなら公式のカメラマンもいるし。
でも公式カメラは台数限られてるし、雇われカメラマンはそこまでキャラやグループを把握してない可能性あるし、思い出を写してくれてるとは限らない。ましてやライブ中ずっと同じ子を撮り続けることないし、そのへんはカメコが活躍できるんじゃないですかね。
各人カメコする理由は様々だろうけど、推しが喜んでくれる写真を撮るのが良いのではないかな。
写真を使って貰えた理由、結局は推しへの理解度じゃないっすかね。
彼女たちが今何を求めてるかに応えられるかっていう。 知らんけど。
最初で最後のカメコ、蛭田さんに写真を気に入ってもらえて最高でした。
カメラ好きで良かった。

さて、次は何を撮りに行こうか。鳥かな?星かな? とりあえず日課の日本橋からだな。
終わり
おまけの画像コーナー 蛭田愛梨さんのみ




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