日比谷公園大音楽堂 野音でのアイドルの撮影について、機材と設定的な事書き残すことにしました。
初めてのカメコだったので分からない事多くて、延々とその辺調べてたけどいまいち良いのがないのでいつか誰かの参考になれば幸いです。割と初心者向けな内容になっているとおもいます。
とくにレンズには迷ったので焦点距離の参考にいくつか載せておきます。あとR8の弱点のバッテリーについても書いてます。
こちらのライブで2時間約1万枚撮影しました。
モデルはほとんど虹のコンキスタドールの蛭田愛梨さんです。

機材
ボディ キャノン EOS R8 (フルサイズ機)
レンズ RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM(レンタル)

RF100-500 は手ごろな価格でレンタルできるので借りる人多いと思うので、参考にスタビライザーモードは[1]に設定しました。
ライブが三脚禁止の手持ちのみだったので、三脚台座が望遠ズームの邪魔で結局ほとんどズームを短くしたりなかったですね。
途中で台座を取ったけど、最初から取ったほうが良かった。
レンズ、マップレンタルさんで初めてレンタルしたんですがレンズ内部にゴミが入ってました。
ほぼほぼ影響ない場所だったので良かったけど、初めてだったから手順が良く分からずに受取時にしっかり確認しなかったのがいけなかった。新宿の受け取り場所が天井の照明キラキラしててぱっと見だと確認しづらかった。
皆さんはじっくり確認してほしい。

座席 B-7 40番

席はB-7列40判 赤い星★のところ
野音の寸法図から計算して、舞台先端から15~16m の位置です。
演者さんはステージの先端から2~3mは奥にいるので被写体までの距離はと18~20mほどですかね。
撮影時には高さはステージとほぼ一緒になった。目線の高さばっちりの画像↓
席が前すぎると若干見上げる形になるから丁度良かった。

カメラ席の後ろには公式のプロカメラが並んでいるので目線をもらえる事が多い場所で神席でした。
カメラ設定
アイドルカメコを解説している人の数値を参考にして、レンズがf7.1と少し暗いのでISOで調整。
f値は開放7.1
ISO感度2500
シャッタースピード 1/500~1/640
露出補正:0
色温度:4000
記録 C-RAWのみ
ドライブ :高速連写+
シャッター方式 :電子先幕
2時間で1万枚程撮影したけど、バッファー詰まりは無かったですね。
SDカードは 【SanDisk SDカード 128GB SDXC Class10 UHS-II V60 読取最大280MB/s」】に6000~7000枚ほど記録できた。これが2枚以上あれば良いと思います。
焦点距離は基本500mm
モード M(マニュアル)
f値は基本開放から動かさないので絞りダイアルをISO感度調整用に変更
十字ボタン配置の一つにクロップ(APS-Cサイズ)になる1.6倍を配置 簡単にフルサイズと切り替えできるようにした。
フルサイズ 焦点距離による参考画角 距離500mm
できれば明るさや質感全て、全くの無加工、パラメーター弄らずただ現像した状態を載せるべきなんでしょうがご容赦ください。あくまで画角の参考や編集後の明るさなどの参考に。



フルサイズ 焦点距離による参考画角 距離400m

フルサイズ 焦点距離による参考画角 距離400mm以下


ASP-Cサイズで焦点距離500mmの場合 (クロップ)

ASP-Cサイズだと、ここまで寄れました。だいたいバストアップが収まる感じです。
EOS R8 バッテリーの持ち
EOS R8の弱点であるバッテリーの容量の少なさ。
5000~1万枚くらいとるだろうと思ってたので通常300枚程度で1バッテリー切れるR8ではどう考えても持たないので給電も可能なモバイルバッテリーを購入。

事前に練習した感じだと連写モードだと減りは通常とは全く違うのは分かってはいたけど、さてどうなったかというと。
結局大容量のモバイルバッテリーを持って行って最初から給電モードで撮影、1万枚ほど撮って残り84%、16%使った。
内蔵の純正バッテリー2個分も使ってない計算。もう少し使うだろうと思っていたので予想以上のバッテリーの持ちでした。当日は真冬の気温6度とかでした。

オートフォーカス設定
これも他のカメコにならって
AF動作 :サーボAF
AFエリア :AF[1]
検出する被写体 :人物
瞳検出 :自動
乗り移り :0
サーボAF特性:Case1 汎用性の高い設定
失敗したのが【横位置/縦位置のAFフレーム設定】
これを[同一]にしたため、縦持ちのときのAFフレームの位置が悪くてイチイチ画面タッチして設定するのがめんどくさかった。横に戻すときも位置を直すし、[別々に設定]にすべきだったなと。
またAFフレーム自体もちょっと位置が上すぎたかなと思う、上の余白が少ない写真が多い。
ちょいちょい他のメンバーが被さってくると被写体を見失ってしまうことはあったけど、おおむね追尾できてた。ただピントばっちり合ってない写真もそれなりにある。

とにかく連写すべし。
連写の中で1枚良いのが出る。約1万枚同じ子を撮ったのでそれなりに良い写真は撮れたと思う。
他メンバーは見せ場の時に軽く撮るくらいだけど、意外とそっちのほうが良い写真率が高い。
そのため、楽曲を覚えて各アイドルの見せ場をしっかり覚えておくのは大切だとおもいます。
ちなみにR8のシャッター寿命は公式で10万回 1回のライブで10%消費してしまったことになる。
寿命気になる人は電子シャッターのみで撮影したらいいけど、電子シャッターにはちょうどよい連写速度がないから困る。40枚/秒は多すぎて写真選ぶのどう考えても地獄。バッファーもSDカードの容量も持たない。
逆にR8の高速連写+の【6枚/秒】ではちょっと少ない。10枚/秒あるとベストな気がする。
R6Ⅱが12枚連写なのでベストに近いはず。倍の枚数を確認するの大変そうだけど。
現像・編集
アイドルカメコ界隈では被写体さんのお肌を調整(ニキビやクスミの修正)しネットにアップするのがシキタリだという話、今回は「アドビー Lightroom」を使い良い感じに現像した。その時に写真がRAWファイルなら明るさや色合いやらなんやらすべて調整できる。
またホクロをどこまで消すか、これは各人の判断によるんだろうけどアイドルさん本人のアップしてる自撮り画像を参考した。
また、他メンバーの表情も崩れて無いものを選びたい。これもシキタリのようだ。
そうなってくるとなかなか難しい。
可能なら思い切ってトリミングしてカットしてしまうのが早い。
編集によって、間違いなく良い写真がさらに良い写真になる。やったほうがいいし、肌はちゃんと修正をするのは絶対だとおもう。本当に超高解像度で撮れてしまうので。。。
ただ編集は「何でもできてしまう」レベルの能力なのでやり過ぎ注意。
以上、なにかの参考になれば幸いです。
私はおそらくもうやりませんがカメコ楽しかったです。
シャッター切るときに本気になりすぎてしまい、「ライブを楽しむ」という点においては全く楽しめたとは思えなかったかなと。2daysあったので後半ライブ楽しめてまぁよかったんですけどね。
