UZUのニーナさんのブログにこんなことが書いてある。
ちょうどニーナさん&青木さん組とご一緒したときのブログなのでなんかとても印象に残っている一節。
アオキさんと話し、共通点も多数あった。
チラッとしか話さなかったが「魚と呼吸を合わせる」事に関しては、
自分が最重要ハードルとして取り組んでいる事であったし、単に投げ散らかしているように思われるルアーフィッシングでは、
魚との出会い頭の距離感から最後のスムーズなランディングに至るまで
「呼吸を合わす」事にはことさら多いのも事実だった。あまり人に話さない、というか真剣に磯で魚と向き合った者だけでしか話せない
非常に「コア」な話題なのだ。引用元:小笠原で世界遺産に会う (小笠原釣行その3)http://trip.uzusfl.com/?eid=29
巨大魚とのファイトでの「呼吸を合わす」これ、ここ数年で分かった気がする。
この一匹は完璧に、ほぼ思い通りにファイトが決まった。
右の崖の先へ先に向かって爆走して突っ走るファーストラン。止まったところで比較的安全な左に転換させたのは決して偶然じゃない。
初場所だたけど左側なら足を使えない右側より安全な事は明らかだった。左に転換させたイソンボ、潮に乗ってるのか左にどんどん進む。魚に合わせてこっちも移動。②の溝をジャンプして、③の軽い崖をよじ登って。
これ以上進めなくなってしまい、④の止め切ったところで浮かんだ事も、もうこっちが動けないから「ここで止めて浮かせたい」と思ってた。こっちはもう進めないから浮かせないと瀬に擦れてやられる。それが解ってた。そして、これも上手くいった。瀬の上か直前で腹を見せて浮いた。
取り込みが崖沿いの足場が最悪な場所で難儀したけど信頼のサポート仲間のおかげで一発でギャフを決めてもらえた。
自分の中では魚の動きを完璧に把握し、なおかつコントロールできたと思える完璧なファイトだった。100点以上をつけても良いファイト。
この一匹で今まで全てが報われた気がする(なにを)
痺れる一匹、これを求めてるんだわな。自分の中で重要なのはサイズや数じゃない。
獲れた一匹にどれだけ満足できる釣りになったかを重要視してる。
この魚の前に29kgを釣ったけど、それは「鮫か?なんじゃろほい」とか思ったくらいなので適当にやってたから正直感想がない。ファイトは難儀しなかったけど足元のサラシで浮いてきていいサイズのイソンボでびっくりして大声でギャフヘルプ。
そのさらに前は25kgだったけ。これは肉体的限界(極度の疲労・両足靴ズレ)がピークの時に掛かって、もうめんどいからさっさとバレろくらいに思ってた魚。これもある程度コントロールできてサクッと止めて寄せたけど最後はこっちの体力が力尽きてお座りファイトした。ファイト点数は座ったので0点ね。
そのさらに前が35kg。これは割と「あーなるほどね~」位な感じで、魚の呼吸を感じながら上げた。
コントロールというよりは魚に合わせてファイトしてたかなぁ。
竿が弱かったからリフトパワーがちょっと不足してるなって思ったことはよく覚えてる。
イソンボファイトの極意会得してるのでイソンボの30kg台までは特に切られる気はしない(豪語
心にファイトを楽しむ余裕がある。「なるほど、なるほど。そうくるかー」と、これが魚の呼吸が分かるっていうの?それに合わせるだけよね。
ファイト中は「ちょっと、きっついwwwやばい やばい」とかネガ言ってるけど実は割と心に余裕ある。肉体的に余裕がないの。
凄まじい暴力で爆走する魚ではあるけど、いなし方を分かってくると難しい魚ではないね。割と素直だよイソンボって(慢心
あとは取れない場所で掛けないってことかな。
仲間のブレイク場所とか気を付けて、投げ散らかしてるように見えてルアー引く場所とか多少は考えてる。
そして確信したことがある、デカいイソンボよりカッポレのほうが10倍きつい。
こいつら一番引くし本当に厳しい引き方する、まちがいない。
会得したイソンボをいなす術は一切通用しない。同じことすると普通にやられる。