カッポレ 

さなかコラム

カッポレ
いわゆるカッポレというとGTを含めたヒラアジ類をいう事もありますが、ここでは和名カッポレ 学名Caranx lugubris についてのコラム。

カッポレの思ひで

好きな魚です。中学生の頃だったか仕掛けを色々考えて、カゴ釣りで仕留めた50cmくらいのカッポレ。
強烈無比な引きにこんな強い魚がいるのかとびっくりした魚。真っ黒でかっこいい魚です。

大きさは90㎝程度までですかね。
魚体に差異があってヒレピンの綺麗な個体からヒレが擦り切れた個体。
たぶん体調の関係なだろうけど体色がやけに白い個体もいます。
かっぽれ!って感じなのは真っ黒でヒレピンの個体ですね。

8kgくらいあった個体 引っ張りまわされた思い出 大型はヒレが擦り切れる

割とセレクティブな魚で、なかなかルアーには出ません。
頻繁にルアーを追ってはきますがバイトまで行くことが意外と少ないです。
とくにルアーサイズが上がれば上がるほどバイトまで行かないです。
超高活性の時や魚自体が大型の場合は割と大型のルアーでも釣れるんですけどね。
個体数の割にルアーに出ないです。

ルアーについてくるだけの時

そんな時は釣り方はエサ釣りが手っ取り早いです。とくに小型個体になるほど切り身のエサに反応が良いので泳がせ釣りの餌にする場合などは小さく切った切り身で狙うと釣りやすいです。
エサは切り身のほうがムロアジの一匹掛けとかより圧倒的に反応が良い場合が多いです。
超絶活性が悪い時は何しても口を使わないお手上げの時もありますが。

この辺のエサ針を1パック持っておくと遠征がより面白くなったり。

ルアーでスイッチを入れて釣る

ルアーで狙う場合、ルアーを追ってきても磯際で泳ぎ去ってしまう事が多いです。
そこで追ってきたら超高速の八の字アクションに移行します。
あれだけやる気なく追ってくるだけのカッポレ達のスイッチを強制的に入れることが割と狙って可能です。
コツはなるべく破綻させずにしつこいくらいに八の字をやり続けることです。
8の字アクションは竿の長さ、磯の高さ、ルアーなどが合わないとやり辛いですのでやりやすい場やルアーを見つけると比較的楽になります。

マックベイト7インチ 100g

このアクションに適してるのがマックベイト7インチ
3/0のトレブルが背負えるのでカッポレより大型の魚にも対応できるルアーです。
このルアーは沈む系のバイブレーションなので、まず沖にキャストして広い範囲、深い場所のカッポレにアピールして磯際まで追ってこさせます。もちろん途中でヒットしてくれたらうれしいですが付いてくるだけが多いです。
付いてくるだけで磯際でUターンして帰っていきますがすかさず八の字で誘ってください。
とにかく速く、見切られないようにアクションさせてください。ルアーが多少水面滑っても大丈夫ですが綺麗な8の字ほど良いです。
カッポレの活性がどんどん上がってくるのが分かると思います。そのうちしびれを切らして「バコン!」という大きな捕食音と共にヒットします。

メタルジグとかワームとかだと、大型のルアーにチェイスばっかりの時でも普通にヒットします。

八の字要りません
理由はたぶんルアーの大きさとその速いアクションです。

大型ジグヘッドにワーム 
南方中型魚狙いでワーム面白いですよ。

引き

上下に伸びるヒレが強い引きと抵抗力を生むと思われる ヒレピン個体 俺のシャバジグ120g

引きは強いです。
持久力がかなりあるかな。
アジ類だけあってランも強烈ですが、根に執着するとかは無い魚、その辺はカスミアジよりは楽かな。
とくに真横になって上がってくるので水圧抵抗がすごくてなかなか浮かない魚の一つです。
浮かなさはヒラアジ類イチかも。ただバカ大きくならないので比較的楽な魚。
しかし8kg級ともなると体がもってかれるような、とんでもない引きをします。
持久力もあってヒラアジ類のなかでもかなり強い魚です。

美味しい魚なのでできるだけ鮮度良い状態で持って帰りたい魚ですね。
強い魚なのでストリンガー等でつないでおけばずっと生きていますよ。

秘技

この魚は好奇心が非常に強い魚です。
動きのおかしい仲間に着く習性があるので一匹ストリンガーに掛けておくとお仲間が取り巻きます。
ショゴとかと同じ感じ。
そんな時に小さい身エサをぶち込めばたいてい一発です。

ただサメも寄ってきます(笑

ミュートス ソニオ100M  と マックベイト4インチ 
真昼間に八の字で仕留めた一匹

魚は季節や潮、状況、地域によってさまざまです。当てはまらないパターンも十分あります。

当記事を鵜呑みにして凝り固まった釣りをしないようにご注意ください。

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