石垣島マングローブフィッシング

その他の釣行

むかーし、もちおが小さいとき「小笠原にいくぞ!」ってなったとき
「小笠原?」「南の島だからマングローブとかで釣り出来る?」
と漠然とマングローブが広がる島を想像してた。実際は磯しかない岩礁の島だったわけですが。
それからなんとなくマングローブの釣りをしてみたいなってずっと思ってた。

最近、蟲ちゃんが南のほうの国境の島々に蛇を観察しに繰り出していたので、今年は付いていくことにした。なんとなく沖縄の方に行きたかったから。
日程とか島とか全部お任せしてたら行き先が石垣島に。良く知らないけど調べたらマングローブがあるじゃん。
念願のマングローブでの釣りができる!良く知らないけどゴマフエダイ(マングローブジャック)やオオクチユゴイ(ジャングルパーチ)、メッキが釣れるってことくらいは知ってる。小さいポッパーとかでポコポコやってたらつれるっぽい。ってことで、旅行にはボートシーバスロッドを持っていく。

島について2日目の朝、潮位の関係で朝一番からカヤックをレンタル。
ぶっちゃけマングローブのカヤックフィッシングについて何も調べてないので、とくに何も分かってない。一匹なにか釣れたらいいんではないか?の気持ち。

いざ漕ぎ出してすぐわかった、全体的にとんでもなく浅い。
殆どの場所が水深30~50cmとかで、なんか想像とちがう。とりあえずポッパーぽこぽこさせてみるけど魚信はない。
この感じ、分かる、、、そもそもの魚影が薄い感じが、分かる。
苦戦するだろなって分かる。
一番予想外だったのが流れが速い事、速い事。あっという間に流される。
そして風向きが悪いのかカヤックの流れる向きとキャスト方向があかみ合ってない。非常にやりづらい。かなりの精度で左右両投げできるなら問題ないだろうけどできないからやりづらかった。

魚が居るのは岸際のマングローブの根っこ付近のブレイクだというのは分かる。
ていうかそこ位しか魚が付きそうな場所がない、浅いし底は砂だし。
それにはピン打ちしなくてはならないけど、ミスれば木に、岸に直ぐに引っ掛かる。普段適当に投げる大雑把な釣りしかしないからほんと下手。
薄い魚影と、速い流れとカヤックの向き、そしてピン打ちに四苦八苦しながら無の時間が2時間。

上流の方まで登ってきて、これそもそもポッパーだめだろスクナビコナに変える。
変えるとすぐに手前の木のストラクチャーから飛び出てきた魚がヒット。
小さいけどマングローブジャックだ。ゴマフエダイ! 初魚種で嬉しい。これとオオクチユゴイを釣れたらいいなって思ってたから嬉しかったね。

ここらへんで、なんとなくこの釣りがわかって来た。
カヤックをオーバーハングしてるマングローブの枝の下に突っ込ませて、サイドキャストで岸際の根が張り出てるギリギリをうまい事トレースすると具合がいい事に。
あえて座礁させた方が楽だわ。根際のブレイクラインを線で引けるし。下流域だと風の向きもあってこれが非常にやりづらかった。
が!絶対的に魚影が薄い事は明らか。いかにもなにか居るだろって場所も全く反応ないし。


下流域まで戻ってくると時々、でかいギンガメが何を追いかけまわしてド派手な水しぶきを上げてる。釣れないんだけどね。
かなり下流まで戻ってきて久々のヒット。めっちゃ引く~と上がってきたのは目測28cmくらいのマングローブジャック。さすがフエダイの仲間、トルクフルな引きで楽しかった。サイズ的には45cmとか50㎝とか釣れるらしいけど初めての釣り、サイズ関係なしに十分でしょう。


そんなこんなで釣りも終盤に差し掛かってきて終了しよかなと思ってると、下流のマングローブ林のなかから美しい声がする。この鳴き声、まちがいない。。。アカショウビンだ!!!
林の中にいて声は近いけど姿が見えない。
効果があるのか分からないけど即興で考えた「Youtubeでアカショウビンの声の再生しておびき寄せる作戦」が上手くいき?目の前の木にアカショウビンのお姿が神々しいお姿が!
人生で見たい鳥リストの上位にはいるアカショウビン。何とも言えない赤とオレンジの色が超美しい。
大きな嘴がかっこいかわいい。
まじでずっと数年間「アカショウビン見たい」って言い続けてきたけどこんなところで会えるとは。
ぶっちゃけ石垣島について何も調べてないからアカショウビンが見られるって事すら前日まで知らなかったからね、アカショウビンが沢山渡ってくる島だってことすら。
しかし、これはiPhoneで撮影しなきゃ!とカメラ起動してた隙に逃げてしまった。。。
写真に撮りたかったなぁ、残念。

まぁでも、魚も釣れて、アカショウビンも見れて、満足度高い念願のマングローブ・カヤックフィッシングでした!

ムラサキサギ 警戒心うすくて近寄れた

次回は石垣島の自然を堪能する話を掲載する予定

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