本阿弥光悦の大宇宙展に行ったらオシャレ美少女がいた話

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また虹コンのライブに行ったんですが、きっとそこで風邪もらってきて体調不良。
コロナじゃなかったけど身体がだるくて仕事なんてしてられねぇわって訳で、上野の国立博物館の特別展「本阿弥光悦の大宇宙」を見に行ってきた。
開催初日に。今季最低気温のクッソさみぃ日に。風邪ぶりかえりそう。
寒すぎたからか初日だけど結構空いてて快適に見学できた。

本阿弥光悦の大宇宙

本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ)
戦国末期~江戸初期に活躍したアートディレクター的な人。
ウィキによると日本文化に与えた影響は大きい人。

会場に入っていきなり代表作の硯箱がある。
国宝 舟橋蒔絵硯箱 
和歌を立体文字として意匠にぶち込む、しかも単語単語でバラバラに。
400年前の人だとは思ない、すさまじいセンスだ。
しかも超絶技巧で作られていてやばい(やばすぎて語力不足)

写真じゃすごさ分からんね これは。https://artexhibition.jp/topics/news/20240116-AEJ1807018/


製作自体は職人がやってるが、企画元が本阿弥光悦だと言われている。日本美術史の傑作と言われるのも分かる。

奥に入ってすぐが刀剣コーナー。本阿弥家は刀剣の鑑定・研ぎを本業とする有名な一族。今は大田区の洗足だかに存在している。大田区のHPで「我が区の人間国宝」的な動画で見たから知ってる。
本物の証明”折り紙付き”の「折り紙」を発行できるのが本阿弥家。
光悦本人は刀剣鑑定などには余りメインに関わってないようだが、光悦はその家業で得た人脈を使い、自分の美術センスを発信することで日本美術を数段上に引き上げた人物だそうだ。
ここのゾーンには本阿弥家のゾーンという事なのか国宝の正宗とかの名刀が多数展示してある。
この企画展は名刀のほかにも国宝がとても多い気がする。

ガチ美術鑑賞オシャレ美少女が表れてビビる

で、刀剣ゾーンにあった本阿弥家の家系図見ていると、横で少女漫画から出てきたのかと思うショートボブの可憐な少女が入ってきて、単眼鏡片手に一人で鑑賞してるの。
服装がモデルか?ってくらいにメチャメチャにおしゃれで、美術鑑賞に対してあまりに様になって見惚れる。すごく若い。おそらく20歳前後の大学生さん。
一人で開催初日に単眼鏡を持参して本阿弥光悦をガチ鑑賞するってちょっと渋すぎでわ?美大生とかなんだろうか、もはや変人(誉め言葉)の部類かもしれない。
この若さで単眼鏡でガチ鑑賞してる女の子(しかもすさまじくオシャレで美人)は初めて見たのでビビる。 あれか?流行りの刀剣女子か?とか思ったけど刀剣以外も全部ガチで鑑賞している。
想像してほしい、オシャレな美少女が真剣にマジマジと単眼鏡つかってあらゆる角度から鑑賞している。もはやそれはアート・芸術なんでは?と。
んで、美術館での人間って異常者を除いて鑑賞ペースが大体一緒なので、1号室の初めの方から終りの方まで隣レベルで鑑賞した(何を?)

もっと若いけどこのレベルのオシャレさんだった
雰囲気はこんな感じだったな

これだけは書いておくけど、本阿弥家に伝わる家系図を鑑賞していたらその方が後から隣に入って鑑賞してきたのであって、決して自分から発見したわけではない😤
家系図で「光悦」の名前を発見できてなさそうだったので「ここに書いてますよ」などと親切心で声かけようかと思ったけど、危ないおっさんになってしまうので常識人もちおは自重した、偉い。

まぁ、あれだ、ガチで美術好きだけあるのかオシャレが限界突破してたな。すべての雰囲気が美術鑑賞と調和してて完璧だった。
ワイも全身ユニクロで決めてるオシャレさんだし、美術好きはオシャレってはっきりわかんだね

本阿弥光悦の「書」にビビる

2号室入った3章が本阿弥光悦の「書」のコーナーになってるんすよ。
古文書って文字が現代文字とかけ離れてて、専門知識が無い一般人には何を書いてるのか分からないから基本サラッと見て「ほへー」などと言いながらスルスル進むゾーンなんだけど、今回はちょっとびっくりした。
とくに古今和歌集・百人一首を光悦が写した巻物シリーズ。
高専出身の自分には古典の知識がマジで無いからほとんど読めないんだけど、明らかに美術センスが高い書・アートになってるのが分かるんですわ。
ただ文字が書かれてるとかのレベルじゃない、筆の走り方、墨の濃淡の付け方、文字の配置、大きさ すべてが見事に美しく見える。 これは一回見ないと分からないと思う。それか、ある程度他の人の書を見てないと気づかないかもしれない。

初めて「書」を見てセンスすげぇなって思った。

実物は4倍くらい長い 

最後は焼き物コーナーだけど、興味なさ過ぎてサクッとみて終わった。このコーナーは割と人気で人の足が止まってたけど、焼き物は良く分からない。
良く分からないから「いい仕事してますねぇ~大事になすってください」と言っておけばいいとおもってる。

まぁオススメできる展覧会だったので是非どうぞ。

ミュージアムショップに置いてあった本 値段かいてないから調べたらさすがにビビった。

東京国立博物館、ここの説明が間違ってるぞ!

なお「光悦ゆかりの地」を紹介してるパネルにあった池上本門寺の位置が明らかに杉並区あたりを指してた。23区の配置をしらない地方から出てきたばかりか??
国立博物館の学芸員、俺がやったほうがいいんでは?

これ最限度がかなり高いよ? よっぽど写真撮ろうかとおもったけど展示室は撮影禁止だからしょうがないね。

Twitterで地図の位置が間違ってるぞって公式垢にリプしてやったので、そのうち直ってるか確認しに行きたいがまた2100円払うのやだな。誰か確認できたらおしえて。

おわり

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